京都西山に咲く花 ’16.7.2

 梅雨の晴れ間を狙って西山の野草観察に出かけてきました。お目当てのオオバノトンボソウ(ラン科)はまだ蕾膨らむほどで、満開状態とはなっていませんでした。何とイライラさせる開花の遅い種なのでしょうか・・・・。

         
オオバノトンボソウが咲きかけてきた・・     蕾が8個つく    一番下の葉と二~三番目の葉

 

 続いてオオルリソウ(ムラサキ科)が咲き初めとなってきていました。ただ、調べるとオオルリソウに酷似するオニルリソウもあって同定が容易ではなさそうです。そこでその同定ポイントですが、ネットによれば「茎に生える毛が種を同定する最も判りやすい材料になります。オオルリソウの毛は長さが1mm以下で圧毛といって逆立たない毛ですが、オニルリソウの毛は2mmほどあり、開出して(外に向かって立ち上がって)います。どちらも1個の花は4mmほどの小さな花で、目立ちません。しかし一種異様な草姿は、山地の林道脇などで目立っています。」

     
茎を意識して撮ってないため、茎の毛の様子がはっきりしません・・涙 

 とあって、私が見たのも林道脇に6株も林立して、それぞれ一斉に咲き初めとなっていたのですが、茎の毛について確か手で触ったはずですが、その時にはそんなに毛がついているようには思いませんでした。そんな感触からオオルリソウではないのかナと思えますが、しっかりと確実に同定ポイントとしては観察できていませんので、次回にはこの点をルーペや写真等で確認してみたいと思っています。ただ、少し離れた場所のものは鹿が食べてしまったようで、食いちぎった残害・・?、が散らばっていましたので、鹿の食害に会わないまでに再訪問が必要のようです。

 他にはシオデ、ダイコンソウが満開で、ノカンゾウ、タケニグサが咲き初めとなっており、木本類ではケアクシバ、ムラサキシキブがまだ咲き残っており、スノキ(黒色)とウスノキ(赤色)の果実がそれぞれの色を見せてぶら下がっていました。その内のシオデ(シオデ科)を貼ります。

 
 シオデの雄花

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