京都西山に咲く花 ’18.6.21 曇

 今年のツチアケビは無事に成長しているだろうかと気になって出かけて来た。こちらではツチアケビは鹿の標的となっているのだが、昨年久しぶりにひよっこり復活してくれたのだが、今年はどうかと心配したとうり一株のみの芽だしで淋しい。この後一週間もすれば咲き初めとなってくれるだろうが、その一週間に鹿の目に入ってしまわないだろうか。気が気ではないが鹿柵除けを設置するほどは気力もない・・。トホホ

 また、もうひとつのラン科の花だ。そのムヨウランは三週間前に出かけ、その日はどうやら咲き終わったところだったようだ。実はその翌日から二日間通ったのだが、結果として咲き終わっていたのが分かったのだ。なんと運の悪さヨ、情けなヤだろう。とりわけムヨウランの花期は超短いようだ。来年こそ花の時期が近付けば相当の集中力で対処しないと開花に出会えないこととなろう。覚悟だ!、笑、今日の姿(↓右画像上真ん中花弁跡が折れている)だがなんと惨めなことだ・・。

     
 今年最初のツチアケビはまだ蕾だ~   今年も間一髪開花を見逃したムヨウラン 涙 

 その他の草本類も多くは咲いていない。これも梅雨時となっている頃のためにやむを得ないだろう。

             
  満開のウツボグサ    満開のコモチマンネングサ    花後のイチヤクソウ   希少種の初々しい姿 オオカサゴケ 

 さて、いよいよ木本類の本番となってきたようだ。次第に開花が増えてくることだろう。

     
 ナツツバキ満開となっている~   咲いた一番花のケアクシバが超可愛い~ 


             
アカメガシワの左が雌花で右が雄花     登山道の落下花でヤッ、この花はと見上げるとマタタビだ!  
             
 イソノキの花は中途半端な花だ・・    枝が対生のクマノミズキの花    リョウブの蕾もすぐ開花となろう   シラキの花は小さく大きな葉に負けて 

 最後にブドウ科を取り上げよう。一番山人に名が知られているであろうヤマブドウだが、残念ながら西山山塊では発見されていないようだ。ほんとうに分布しないのだろうか疑わしいのだが・・。でも比叡山では見ているので別途の機会としよう。

       
① エビヅルは葉裏が白色のクモ毛に覆われ見つけやすいだろう・・ブドウ属は美味しい。
       
②サンカクヅルは③のアマヅルと酷似するがふつう三角で先が尖る。葉の縁の突起と突起の間は谷になる。  
       
③アマヅルは②に比べ寸づまり、両面光沢がある。突起と突起の間は山になるので『アヤ』と覚えると現場で助かる。  
       
④ノブドウだけブドウ属でなくノブドウ属、実に虫えいがあり食べない。実がカラフルな色で分かりやすい。葉は特に変異多し

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