ヒレタゴボウ咲く ’18.11.17 曇

 今年も春から秋までとっぷりと花々を楽しませてもらった。これほどまで植物層豊かな山域はそう見当たらないと感じている。今回はヒレタゴボウという北米原産の一年草がまだ咲き残っていたのだ。この種は水田や湿地に多いことからだろう、アメリカミズキンバイという別名を持っている。近在では9月中旬から11月下旬まで咲いているが、なんと長い期間咲き続けてくれ、花好きにはうれしい種でもあるのだ。

     
 ヒレタゴボウ(アカバナ科チョウジ゙タデ属)   葉も果実も暗紫色へ紅葉見事 

 樹木の果実類は完熟期となっている。今回は赤色と黒色を見て歩いた。もちろんこれら6種以外にも沢山あったのだが・・切りがない 笑

         
 カマツカ(バラ科カマツカ属)    ウメモドキ(モチノキ科・属)   カナメモチ(バラ科カナメモチ属) 


         
 シャシャンボ(ツツジ科スノキ属)   タンナサワフタギ(ハイノキ科・属)    ハンノキ(カバノキ科ハンノキ属)

 タカノツメの黄葉はようやく色づきが始まったくらいだった。とはいえウコギ科の仲間たちの紅葉にもいろいろあって楽しい。敢えていえば概ね高木種が多いのが残念だ。中でもコシアブラなどは20mにもなる高木種なのだが、その素敵な紅葉色を楽しみたいのだが、毎年高すぎて指をくわえてばかりだ。
 だが、小木種もオカウコギ、ミヤマウコギ、ヒメウコギ等、他にもいろいろあるにはあっても、フィールドではそう容易に出会うことはないので、せいぜい図鑑で楽しむばかりである。その点、個体数的にもタカノツメは山歩き人には知らない者はないくらいありふれたウコギ科の代表的一員だろう。その点では遅めの黄葉はこれからだろうから、せいぜいタカノツメの黄葉を楽しもう。そうだ、タカノツメといえば冬芽が特徴だろうから、今冬こそしばらくぶりのその冬芽を撮りたいものだ・・。

     
 タカノツメ(ウコギ科タカノツメ属)    3小葉が特徴、近縁種5小葉はコシアブラ

 「ボタニカルアート展」

 さて、話はかわりますが、翌日には、以前植物好きのいろいろな山友さん達と尾瀬ヶ原など花巡りに出かけたものです。しばらくぶりにその中のお一人の方より「ボタニカルアート展」への招きが入ってきました。早速拝見してきました。実に細かい技術力にはびっくりでわたしには到底できないです。HPへアップは本人さんのもちろん了承の上でご覧頂きましょう。♪♪


サネカズラの果実と紅葉

ハクウンボクの花と葉

 2画像のみクリックで拡大です。

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