ポンポン山のイチリンソウ、ヤマブキソウ ’20.4.25 晴のち曇
今年のイチリンソウたちの開花も早いと、知り合いのHPで開花4/15と知っていた。しかしながらあれこれあって中々その地へ向かえなかった。でも、本日の渓谷沿いはまさにスプリング・エフェメラル真っ盛りといえたのだ。白や黄色の花たちを目にしながら、元気よい流れで渓谷のなかの光景のもとひと時をすごせたのだが、しかし、頃はいまコロナ禍なのにうれしさは微妙だった。
イチリンソウ(キンポウゲ科イチリンソウ属) |
こちらのお花畑状態の花景色を目にすると、一昔前の時代の大群生に戻ってきたように思えるのだが、如何だろうか。花は花弁状の萼片が普通5個で、4cmの花を1個咲かす。とりわけ、近年は花びら裏がわを紅紫色が目立つようになって美しいのも人気のひとつだろう。気がつけばその花びらの縁も小さく波打ち、あたかもフリルで飾って↑いるように見えないだろうか・・♪♪
この時季の二つめのフラワーが鮮やかな黄色花のヤマブキソウであった。こちらも一時季ほとんどその姿を消してしまったのだが、鹿除け柵による保護等のお蔭であろう。見事に復活であったが、花風景はまだまだ以前には戻っていないと思うのだが・・。
ヤマブキソウ(ケシ科ヤマブキソウ属) |
ヤマブキに似る花だが、こちらは5弁ではなく4弁花で径4cmと大ぶり
本日もしっかりと谷歩きを楽しめたのだが、忘れていた芽だし姿のツルアジサイにようやく出逢えた。また、自然界のなかでまま見られるという連理木にも出会えた。西山ではナツツバキは普通に見られるが、その連理の木に出会えたのだ。それは2本の樹木の枝、あるいは1本の樹木の一旦分かれた枝が癒着結合したものと言われる。自然界においては少なからず見られるのだが、そうそうたやすく見られない代物であろう。出逢えば何はともあれ吉兆とされるのだから良いことがあることだろうと期待せずに待とう・・。笑
ツルアジサイがようやく復活か | 成長中のナツツバキの連理木 | |
ムシカリがコバノミツバツツジを従えるコラボ | 何度も向かっているツルマサキだ |
わたしにとっては野草類だけが山歩きの対象ではない。それは樹木類の花もだ・・。開花に乗り遅れたザリコミ *ヤブサンザシは、比較的少ない。イズセンリョウも少なめだが、はたして鳥が運んだのだろうか・・?
*4/27 「ザリコミ」とうっかり書いていましたが、植物に詳しい方からのご指摘で正しくはヤブサンザシでした。お詫びして訂正いたします。その相違点は葉先が尖るのと丸っぽい点ですが、ヤブサンザシの葉先は尖らず、丸っぽい方です。なお、ザリコミは西山では分布していないようです。
ヤブサンザシ(ユキノシタ科) | コクサギ(ミカン科) |
最後に草本類だが、開花はまちまちのよう・・。
左葉ウバユリ、右はエンレイソウまだ咲き | ラショウモンカズラ(シソ科)終盤倒れ | ニリンソウ(キンポウゲ科)小群生 | ||
ネコノメのアンカー、ニッコウネコノメソウ | 山頂近くのカタクリは終わりましたヨ~ | ツルカノコソウ(スイカズラ科)は終盤 |
本日の高みにはコロナ除けで早めの到着で無人でしたヨ・・。笑 後はさっさと花巡りとしよう。そうそう、本日の花巡りも終わってその帰り道で連理木のお蔭でしょうか。よいことがあったのだ。それは、何年振りに以前の山の会の花好きね~さんに出会いました。連れの坊やもしっかり大きくなっていた。いろいろな話を楽しめた。「コロナが終わればまた、ご一緒しましょう・・」と別れたのだった。連理の木さんありがとう・・。笑
ポンポン山、愛宕もよく見え~ |