西山 ヤマモモとヤマナラシ ’20.5.28 晴

 今回はヤマモモとヤマナラシの観察に出かけてみた。ヤマモモの果実は相当成長してもう20日間もすれば完熟となろうか。手作りジャムへの収穫が待ち遠しい・・。笑

     

花粉を出し切ったころの雄花序の状態は惨め
 果実は大分膨らみが大きくなってきたよう    

 ヤマナラシは綿毛を持った小さな種子を作って、風に乗せて種子を散布しているころだろう。もちろん、幹の根元付近にも沢山の種子が落下していたが、もうその姿は目立たなくなっていた。一帯をぐるりと歩き回ってみれば、1年生が30cm、2年生が50~60cm、3年生以上だろうか170cmとポツンポツンと笹原の中に立っていた。ほとんどが刈られてしまったのだが、草刈りから逃れたこれらの幼木がこうして次世代のヤマナラシとして大木となるのだろう。

 成木の葉柄は長いものは7cmほどとなり、葉身の大きなものは15cmともいわれるほどデカくなる葉をもつ。この葉が音の演出者なのだ。その葉が微風でも揺れてさわさわと音を立てることからの名前の謂れらしいのだが、そのさわさわやザワザワ音を耳にすることができた。自然の中での軽音楽のようで、まさにBGMだナと丘の上で一人ぼっちで心和んでいた。笑

 
左一番上の葉裏には黒っぽいカミキリムシ多数 *
       
高く手届かず、葉と柄は大きく長い
    おそらく2年生だろうか・・60cmほど      

*カミキリムシ等の詳しくは次のようだ。

 ネットによれば、実はヤマナラシの葉を食べている小さな害虫は、セグロシャチホコという蛾の一種だとのことである。6月のはじめ頃に幼虫は目立つようになり、ヤマナラシの葉はどんどん食べられていくらしい。今後はこのセグロシャチホコについても注目していきたい・・。


 山野草はやっぱり目が向きやすいですね・・。今が盛りのタツナミソウ類だが、数ある中でのオカタツナミソウやタツナミソウは個体数多いと勝手に思っている。普通に見られるようだ。以前はキツネアザミは大群生で見られたのだが、近年はなぜかポツンとあちこちに寂し気に咲くような気がする。今日の筍畑にはムラサキカタバミばかりだったが、中には3輪だけ濃い紅色のベニカタバミも咲いていたが、濡れた斜面で足元悪くキッチリ失敗だった。笑、シュン


オカタツナミソウ茎に毛、葉は上部大きい  
   
筍畑周りでよく見られるムラサキカタバミ 
 
キツネアザミはポツンと生えるよう      流れのふちに多いケキツネノボタン 

 木本類がいろいろ咲いている~

       
 このガマズミ日当たりよく終盤だろう  スイカズラ満開、左下黄色は終盤 ウツギは今が盛りなり~  日当たりよしで咲くコジキイチゴ、茎腺毛密  
       
イタチハギ、黄色の葯が目立つ   里山で柿の花を何十年ぶりに目にした   カスミザクラにはサクランボが赤くなりかけ ナナカマドは今年も花見られず、実に 

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