希少種タシロラン咲く ’20.7.3 曇のち雨

 今年の梅雨はどうやら男性的な様相でありそうだ。早くも九州方面では洪水など痛ましいニュースが流れだした。そんな中なのだが、環境省レッドデータブックで準絶滅危惧種に分類される等、超希少種でもあるタシロランがそろそろ開花しそうなことから、ちょっとの雨の来ぬ間にいそいそと出かけよう。

 葉緑素を持たないため、全体が乳白色の花で、日光の当たりにくいジメジメ地で、腐葉土から養分を吸収して育つ花である。花だけへの関心だけでなく、とりわけ身体に油断大敵なやぶ蚊やダニたちの生き物も少なくはないだろう。早速虫よけ準備のスプレーを自身に噴霧したうえでの撮影開始であるも、高木樹林下地のうす暗いことからいつも以上に写真に集中は息が詰まりそう・・。

花には紅紫色の斑点が普通あり、アクセント
としてとりわけ美しい点にぞっこんだ~。 笑
  花は下部から開花し、初めは白く咲き、次第
に黄褐色となってくる。
  タシロラン(ラン科トラキチラン属)   
   タシロランは、葉緑素を持たない腐生ランであり、ヒトヨタケと
共生しているタシロランは広葉樹の枯れ木などに発生する
腐朽菌であり、すなわち、これぞ完全、菌従属栄養植物の
ようだ。



        RDB環境省カテゴリー  準絶滅危惧(NT)
        近畿カテゴリー      準絶滅危惧種
        京都府カテゴリー     要注目種
 

 他の花のモッコクとナンキンハゼが目についた。モッコクについてはこちらでより詳しく書いているため、よければ参考にどうぞ!。また後者のナンキンハゼは公園や街路樹等に植栽されることが多い中国原産の落葉高木であるが、紅葉期の色あいが極めて目立つことから、紅葉樹の中でも人気の樹木だろう・・。

     
モッコク(モッコク科モッコク属) 雄花   ナンキンハゼ(トウダイグサ科ナンキンハゼ属) 

 * タシロランは希少種のために咲く場所等のお問合せはご容赦願います。

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