ポンポン山の花歩き ’20.10.14 曇
早春のころに咲くフクジュソウ地の草刈りへボランティアだった。例年、翌年の2~3月にはポンポン山のフクジュソウとして人気を呼び、この花園が大賑わいとなるのだが、こちらも毎年楽しませていただいているために、前年10月ころに行われる草刈り行事に参加させていただいた。
もちろん本日で終わったわけではないために、まだまだ向かうこととなろう・・。今年はやや出遅れたことから、珍しき花たちは刈り取られた後だったのが悔やまれたが、腰を上げるのが遅かったのだから、当然の結果としてボランティアに力を入れることにした。なお、以下の花々等はその草刈りスタート集合時前までに、早めに徘徊したものばかりをピックアップしたものだがご覧いただこう・・。
ジンジソウ(ユキノシタ科ユキノシタ属) |
以前に新聞でも話題になった『全国的にもごく限られた所にしか見られないムカゴ付きのトリカブトが自生しており、それも染色体数が32本の4倍体トリカブトとして全国初の事例である。』 なお、大原野森林公園内で見つかったトリカブトは茎や葉腋と呼ばれる葉の付け根のすぐ上などにムカゴが発生する。
すなわち無性芽(ムカゴ)がつく4倍体のキタヤマブシは、これまで染色体数が16本の2倍体に分類される関東のジョウシュウトリカブトだけとされていたのとは相違するもののようだ。
染色体数が32本の4倍体キタヤマブシ(キンポウゲ科トリカブト属) とムカゴは希少 | 今が満開のアキチョウジ | |||
水辺に咲くシラヤマギクも満開 | モミジガサは花時より早春の葉が目をひく | オタカラコウも水辺好みで花を咲かし |
他にもジャコウソウの残花がきれいに多数見られたがもう終わりのよう。ツルニンジンは今年は特に個体数が少なく、またナギナタコウジュは今年は数多く咲いてたようだが、それぞれほぼ終盤となっていた。それにアケボノソウはほとんど見られず、二輪を目にしたが、帰りにカメラを向けたのだが、うす暗くて撮れずじまいであったのが残念だった。。
今年の木本類の果実等はそう多くはなさそうだった。とりわけ山頂で、マルバアオダモの実はこの時季にはほとんど見られない。また、ウワミズザクラの実がほとんど残らないのも毎年のことである。でも、カマツカ、イヌツゲ、カナクギノキ、イソノキやナツハゼなどは例年では多く見られるハズだが、今年の天候からだろうか、例年とは違いほとんど果実はなさそうで撮れなかったのも残念だった。
ヤブコウジの実はまだ青々としてる | クロモジは黒くなりすぐに完熟か | |
珍しく頂隅でナンキンハゼが紅葉進む | 8時すぎの温度は16℃だったが愛宕も見えず |
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