東山の花歩き ’20.11.9 曇

 今年も満開のアワコガネギク(別名キクタニギク)を見に出かけることができた。花の本を繰ると、岩手県から近畿地方に分布していたとあるも、近年京都東山の菊渓(キクタニ)川沿いでは絶滅危惧種となっていたが、「京都伝統文化の森推進協議会」を中心に自生地復活に向けた活動が1997年頃から本格化し、市民やボランティアの支援も受けながら、昨年にかけて大木伐採、苗の植栽、散策道の整備、そして、一昨年の21号台風被害等の大改修などに取り組んできていただいたお陰で、古くから咲いていたといわれる、可愛らしいキクタニギクの復活となったのがうれしい~。

 
アワコガネギク別名キクタニギク (キク科キク属) 
 
     

 キチジョウソウ(吉祥草)、この咲く花を見れば、吉事があるとも言われるお目出度い花なのだ。ましてや、今年は新株の咲き初めが茎を鮮やかな紅色で染め上げて沢山の新花をつけて迎えてくれたのだ・・。そして、古くからの株には多くの濃い小豆色に熟した珍しい果実も沢山群落で見せてもらった~。

 
キチジョウソウ(キジカクシ科キチジョウソウ属) 
     

 次の中で最後にあるウコギ科の『カクレミノ』だけが開花を見ていない。花期は7~8月とあるので、来夏こそはその花の写真を狙いたいものである。

         
 ヒヨドリジョウゴの実がうるさい藪に美しく散乱す   こちらは大き目なカラスウリも負けじと真っ赤に    トキワサンザシも色づきが鮮やかに 
         
ニシキギ裂開し橙赤色の仮種皮に包まれた種子     シロバイの果実もいよいよ色づいて熟す   カクレミノの実もこの後紫黒色に熟すことになる 

8/30東山のヒヨドリジョウゴ ホームヘ 11/12.ポンポン山の花歩き






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