肌寒き風のユキワリイチゲ ’21.2.25 晴

 それにしても心揺れる時の長き日々続くこの頃なのだが、コロナ禍が忌まわしい。なのに、三寒四温もいろいろな日々があるようだ・・。そんな中の肌寒で咲きだすユキワリイチゲの個体はふるえているやに見えた。春の妖精、早春の山野草となれば、スプリング・エフェメラルなのだ。その中でも早咲きの儚い仲間でもあるユキワリイチゲの花がうれしい。もっともやや早目であり、さらには頬うつ冷たい風がいつまでも続くことから、開く花たちがやや淋しそうだったのが悔やまれた。

 RDB京都府カテゴリーは準絶滅危惧種の希少種となっている。そのページによれば、地下の根茎で増殖するため、生育地は少ないが個体数は多いとはなっているが、この地は竹藪そばのためにやや日当たりが弱いようで、充分に陽があたらないと、完全に開花しないようである。というより、今日はまだまだ寒さがあって開花が少なめなのは否めない。来年こそは3月に入ってからの参入としよう・・。(笑)

 来季こそ、早春の木漏れ日を浴び、群落で満開のユキワリイチゲの花開くのを目の当たりにし、この花も今 春を謳歌しているんだなぁ・・と思えるような心の刻印としたいものであるのだが・・・。

 
ユキワリイチゲ(キンポウゲ科イチリンソウ属) 
 
↓葉裏は濃赤紫色が独特なのだ 
 
根生葉は三裂し、 裏面は濃紫色で、別名ルリイチゲとも言われる

 あたりには、いち早く咲きだしたカテンソウ(花点草)が所狭しと広がっていた。葉はカキドオシの葉に酷似するが・・。その花と同じように匍匐茎を出して繁殖するのだ。開花時期も図鑑には普通4~5月とあるのだが、当地では2月末あたりから咲きだすのだから驚きであろう・・。

 
カテンソウ(イラクサ科カテンソウ属) 雄花 

 駅前には植栽で、日本一早咲きで知られる静岡県産の河津桜が、咲き初めとなってくれていた。ヤッホ~

     

2/14満開のフクジュソウポンポン山 ホームヘ 3/1ポンポン山のセツブンソウ

inserted by FC2 system