西山の花歩き ’21.3.18 晴

 今年は春の足音が例年より極めて早く、ウグイスカグラがいち早くハイカーを喜ばせてくれている。この仲間にはヤマウグイスカグラもあるのだが、やや前者の方が個体数が多く、後者に出会うのはまれだろうか。その相違点は前者はふつう全体が無毛であるが、ヤマウグイスカグラの方は枝、葉、花に毛があるのが分岐点だろう。もちろん、西山には両者があるので、せいぜい同定ポイントを覚えハイク中に見つけてみてほしい。

 
ウグイスカグラ(スイカズラ科スイカズラ属) 

 ツツジ科ツツジ属の花はそう珍しくはなさそうだ。といっても、西山のミツバツツジの仲間たちではコバノミツバツツジがほとんどであるから、花の関心あるハイカーにはコバノミツバツツジを単なるミツバツツジと片づけているようだ。スミレの花をなんでもスミレと片づける手法と一緒だろう・・。そのコバノミツバツツジがもう開花していたのが目に入った。この咲き具合であれば3~4日前には咲き初めとなっていたように見えた。こんなに早い開花は覚えがない・・?。

 
コバノミツバツツジ(ツツジ科) 

 西山のハイカーの中で穴場としてひそかな人気を呼んでいるミツマタロードを楽しんだ。ミツマタは紙の原料として昔はよく利用され、今では山中にも野生化している個体が各所で散見されるが、それは一株だけがポツンと立っているのを見るくらいだ。
 しかし、当地では、この木や花は鹿が食べる心配がないため、里山再生を目指し2014年ころより植樹され始めたようだ。今では高さ2mほどの木となり300本ほどが、のべ約250mに渡って植えられたたまものらしい。
 そのミツマタ群が見事な景色となっていたといいたいところだったが、やや出遅れたために、満開時には鮮やかな黄色花が実に美しいのを知っているのだが、残念ながらほとんどが白っぽく色あせていたのが残念だった。来年を期そう・・。

 
 ミツマタ(ジンチョウゲ科ミツマタ属)
 

 その他に見られた花たちは次のような種だった。

     
ノジスミレ 側弁が普通無毛なのがポイント   ニワトコ 別名セッコツボクで薬用にも使用 
     
 アセビは有毒で鹿も食べない    イヌガシは雌雄異株、これは個体数少ない雌花

3/15比叡山のイワボタン ホームヘ 3/23西山のヤマナラシ

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