北山で咲くヒトツボクロ ’21.6.7 晴(真夏日)

 6月に入ったばかりだが、本日は32℃越えだったという京都地方だ。当然、山歩きも汗びっしょりであった。そのような日だったのだが、お目当てはラン科のヒトツボクロに逢いたい一心からの山登りである。目的地は昨年よりはやや少な目な葉の数だったのだが、ヒトツボクロの特徴でもある一株に一葉なのだが、葉毎にみな花が咲いていたのだ。思えば、これは幸運な出会いとなったようだ・・。笑顔

 ただ、花の高さは、花期は20~30cm、いや、それ以上にもなるようだ。茎上部に淡茶色の花を5~15個下向きにつけ、茎は花よりやや濃い茶色だが、周りの枯れ葉色の中のために見つけにくいだろう。さらに、樹林内のあたりはうす暗いために、葉と花まで一枚の中で一緒に撮ろうとすれば、小さな花がさらに小さくなってしまい、ハッキリとは写せない我が腕が悲しい限りだが、↓画像のように各々花と葉を分けての撮影でご容赦願いたい。(笑)

     
ヒトツボクロ(ラン科ヒトツボクロ属) 
     
     
↑左は柄共濃い紅紫色が裏側で、思わずドッキリ色だ・・     こちらは葉表が暗緑色で、中脈が白いのがポイントである

 京都府のRDBでは『絶滅危惧種』のカテゴリーとされているように、極めて希少種の位置づけであることをハイカーは認識し、仮に眼にすることがあったとしても、盗掘はもとより、あたりの踏みつけ等十二分なる配慮で見守りたいものである。

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