比叡山の夏花 ’21.7.20 晴 猛暑日

 京都は本日全国で二番目の温度37.2度の猛暑日だったらしい。どうりで大比叡まで登れば下から上まで衣類もびっしょりとなってしまい、下山してJR唐崎駅へ着いてもズボンの濡れは乾きもしなかった。この時季の山歩きにはシャツだけでなく、下着はおろかズボンまで着替え持参が必修となろうか・・。(笑)
 ただ、確かに気狂いじみた気候変動の異常さには、地球上すべての人類が考えなければならない大問題となってきているのだが、世界の情勢としては、一向に問題解決への動きは遅々として進んでいないのではなかろうか・・?。

 さて、比叡山の夏花といえば、この花エイザンユリだろう。正しくはヤマユリといわれるのだが、昨今では壊滅状態に近く、おいそれと目にはできないばかりか、山花の好きな方でもその花の名すら、忘れさられているほどである。
 こちらは、その花が咲いてるだろうと目指したのだが、なぜか一輪だけの開花であり、その他、九輪はすべてがツボミばかりであったのだ。おそらく他のツボミは4~5日先あたりで開花となるのでは・・と、泣きたい思いだった。

 詳しくはその花について書く元気も無くなってしまほどであることから、その点は今回お休みさせていただこう。よって以前に大満開で見ることのできたこちらのページでご覧願いたい。

 
大型でユリの王様であろうエイザンユリ(正式名称はヤマユリ) 

 長い道のりの中には、今年の大雨による谷の崩落が都合4ヶ所もあり、その内の二ヶ所はやや滑落しそうな箇所があるなどの歩きだった。もちろんこの時季でもあったが、花はほとんど見られずだったが、こちらは期待していたイワタバコだったのだが、これまたほとんどが開花を終えているのにもびっくりだった。
 なにはさておき、大比叡の下りでは今回のコースがお気に入りだったのだが、谷の崩落で登山道は危険な状態に出遭ったことから、今後はその箇所が安全になるまでは他ルートへ回避することとしようと考えることにした。

 
谷の川沿いで岸壁を好む群落のイワタバコもほぼ終盤 

 琵琶湖の沖ノ島を遠くに見ながら、カラスザンショウの花の終盤を眺めることとした。

 
ミカン科のカラスザンショウは幹に棘がランダムにつき大木に育つ 

 花歩きなれども、近くまでやってくれば、やはり800m越えの頂を踏まないわけにはいかない山登り人の心の習性が情けない・・。涙

 
848.3m1等点の大比叡はいつも静穏 

ホームヘ

 






inserted by FC2 system