ポンポン山の花歩き ’21.9.21 晴のち曇り

 京都府ではまれにしか見られなくなったということで準絶滅危惧種となった種である。このようなキンポウゲ科の花でも鹿の忌避植物ではないらしい。花が咲くとその萼はすぐ落花し、残った長い雄しべが純白で美しく秋風に揺れる姿がえも言われない。

 
イヌショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属) 

 ジャコウソウは茎葉を揺すると麝香(ジャコウ)のような何とも言えない、香水のような良い匂いがするということでの名前の由来らしいのだが、実際に茎葉を毎年揺すっても、ほとんど匂いがしないように思える。これは我が鼻が問題なのかな?・・。(笑)  

 
 ジャコウソウ(シソ科ジャコウソウ属)

 7月ころに咲くメタカラコウは花弁が2~3個と少ない。一方、オタカラコウは秋咲きで花弁は多いもので10数個もついて咲くものもあるほどで、見るからに猛々しく豪快だ。

 
 オタカラコウ(キク科メタカラコウ属)

 定点観察の京都府では準絶滅危惧種であるツチアケビ地へ行くと、以前に鹿除け保護してた枯れ木たちの姿が変わっていたのを見て、前々から当HP内においても、お願いしていたとおりに、「撮影時には枯れ木を除けても、また元通りに保護を続けてほしい」との願い通りとされていた。この行為はきっと花好きで極めて心あるハイカーさんに見つけて頂いたようで、大変うれしい感謝の一日となった。御礼申し上げる次第です。

 
 ツチアケビ(ラン科ツチアケビ属) 一部の果実が鹿にガブリかor誰かがナイフで削ったか・・?

 その他の花や果実たち。なおオハラメアザミの総苞片には刺がないので見分けが比較的容易といえるでしょう・・

         
 オハラメアザミ(キク科アザミ属)    サネカズラはこれから真っ赤になり     イヌガヤ翌年10月頃に栗色で熟す
         
ヤブコウジ次第に赤色になって熟す    高木のウラジロノキも赤く熟す    エゴノキさく果は晩秋に縦に割れる 
         
 ナツハゼの実は美味しい   サルトリイバラはこれから色がつく     高木のタマミズキこれから完熟始め
         
ゴンズイも実も熟し     ツルシキミも間もなく熟す   マルバアオダモの翼果も熟したか 
         
    22℃の山頂も人影少なし     

 『お願い』
 本ページ上で掲載のイヌショウマ・ジャコウソウ・ツチアケビは京都府下では『準絶滅危惧種』の希少種であることから、ネット上においては咲く場所等を詳細に記述しないことは当然なるマナーであることは承知されたい。

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