ポンポン山の果実たち ’21.12.14 晴

 今年はコロナ禍とオリンピックの特別な年でもあったが、我が興味はやっぱり自然が一番の関心事なのだ。さて、年末ともなれば真っ赤な果実が見事なタマミズキが楽しめた。この樹木についての特徴等についてはこちらのページで取りあげているので、興味ある方は覗いて見て欲しい・・。

 
 タマミズキ(モチノキ科モチノキ属)
 
 モチノキ科は日本ではすべてがモチノキ属であり、人気のタマミズキなのだ

 次は、京都では絶滅危惧種であり希少種の『ヒノキバヤドリギ』だが、以前に相当大きくなってた成長個体を見ていたのだが、寄生していたその樹木が切り倒されてしまい、しばらく見ることはできなくなってしまったのだ。ところが、そのそばの樹にまたもや出現してくれていたようだ。ヤレヤレ

 なお、このヒノキバヤドリギは常緑樹(ツバキ科、モチノキ科、モクセイ科等)の枝に寄生する高さ5~20cmの常緑低木である。花は雌雄同種で、花期は春から秋に1mm以下と、極々小さな花が節に3~5個ずつつく。そして果実は直径2mmほどで橙黄色に熟し、晩秋遅くまで見られるようだ。

 
ヒノキバヤドリギ(ビャクダン科ヒノキバヤドリギ属) 
 
1~2mm と小さくピンボケだが、果実は秋遅くまで見られるらしい

 その他に目にした果実たちは以下のとうりだが、例年見ていたナナカマドの真っ赤な果実はもうこの日には皆無となっていた。原因だが強風で落ちたのか、はたまた野鳥がみな食べてしまったのか、こんなに早い時期に枝が丸裸となっていたのは珍しい。また、マユミも今年は果実がまったくつかなかったが、異常気象のせいなのだろうか・・。

         
テイカカズラの種髪は強風で飛んだか・・    イヌツゲの黒い実はしっかり残る    艶ある黒いイヌガシの実は数少ない 
         
 単なるソヨゴでなく葉に鋸歯あるクロソヨゴ   目出度いヤブコウジは盗掘被害多く希少なり     サルトリイバラの実は大きく派手に目につき
         
クロバイの黒い実は強風で落ちてしまったか     ジャノヒゲの種子は瑠璃色で美しい   ポンポン山は昼前6℃も日差しあり快適 
    最後の左右二種は西山において自然種は
目にできないが、街路樹や庭木では人気な
樹木のようだ。本写真は街路樹 
   
クロガネモチの果実が密に賑やかなり        マサキの実は裂開が始まったばかり 

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