西山山麓に咲く花 ’19.8.21 曇のち晴

 厳しい猛暑日が続きましたが、台風10号を境にやや暑さも落ち着いてきたと思えばいいのでしょうか。いよいよ、秋花が野や山にも見かけるような気配となってきました。とはいえ、まだまだ日ざしや暑さは衰えない様相だな・・と感じながら山麓を歩いてみましょう。

 さて、ザクロソウもそろそろ開花が始まったようですが、まだまだ一株のみの開花で、この花はこれから秋深くなるあたりまで花を見せてくれることでしょう。でも、3mmくらいと極小さな花のために、この花に気づくことはまず容易ではなさそうです・・。詳しくはこちらに載せていますのでご覧願います。

 
 ザクロソウ、ほとんどツボミばかりでしたが・・

 ヤブツルアズキがこれも一輪だけ咲き初めとなっていました。詳しくはこちらに載せていますのでご覧願います。

     
 アズキの原種であるヤブツルアズキの花も可愛い   葉姿です。マメ科たちの葉もみな同じように見え 

 今日はタカサゴユリとシンテッポウユリが場所は違ったのですが同じ日にその花が見られたのもラッキーでした。それにしても、昨今はタカサゴユリの姿がほとんど見かけなくなったと思いませんか・・。それに引き換えシンテッポウユリの方はあちこちで見られるようになっているようですが・・。
 前者は以前は高速道路等の法面に進出してきた帰化植物の一種です。一時期、爆発的にその範囲を広げてきていたようです。しかし、後者は沖縄方面に自生するテッポウユリから品種改良して園芸種を世に送り出した種のようで、庭先はもちろん、道路沿いや公園等への植栽によって広がっているようです。

     
 タカサゴユリには赤茶色い筋がつく     こちらシンテッポウユリはその筋は入らない 

 秋に咲く樹々や野草たちもそろそろ顔見世が始まりそうです・・。もちろん、初夏に咲いたものは果実化がどんどん進んでいます・・。

         
 ヤブランは暑いこの時季の花   サネカズラ雌花の花弁も落ちて若い実に    クサギの花も満開 

 野草の果実たちは秋本番を前に完熟への手立てに余念がないのだろうか・・

         
縞模様のカラスウリ      花も咲くなかでヘクソカズラの実も   ヒメヤブラン花終え若き実へ  

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