東山に咲く花 ’19.8.31 晴のち曇

 今年も東山の夏の花々を楽しませて頂きました。街中は32℃と暑く、里山なれどもしっかり汗を流しながらの花巡りで如何ともしがたい山歩きと花歩きなのですが、好きなればこそ・・の我が時間なのです。笑い

 今回はお目当てどうり、超満開のシロバイが沢山咲き誇っているのが見られて、さすがにハイノキ科の重鎮だなと感じてしまいました。笑 このシロバイの仲間たちには、当地ではクロバイ、タンナサワフタギなどが咲きます。ただし、葉の酷似するリンボクはハイノキ科ではなくバラ科で桜の仲間なのです。

 
シロバイ(ハイノキ科ハイノキ属)が只今満開中!  
     
葉縁の波打ちリンボクにもよく似るが、本種は
葉柄が極めて短いのが特徴 
 8月末にびっしりと白い花をつけて重そう 葉の縁が波打ち、果実は丸く、翌年の秋に
紫黒色に熟す
 

 サネカズラ(別名ビナンカズラ)がようやく1cmほどの白い雄花が咲き初めとなってきましたが、そばにもツボミを一杯つけており、まだまだこれからドンドン咲いてくることでしょう。こちらの山塊では8月後半から9月中旬ころに咲くようです。でも、この樹木の見どころはなんといっても11~12月ころの真っ赤な果実が目立つことでしょうか・・。なお、別名のビナンカズラの名の謂れは昔つるから粘液をとって整髪料に使わていたことに由来するようです。

 
 サネカズラ(マツブサ科サネカズラ属) 雄花

 アケボノシュスランの花期は8〜9月のようですが、こちらの山塊ではいつ見に出かけてきても、満開時に丁度出会うことにはならないようで、見ごろの花時の期間が短そうに思っています。でも、ヤブランの開花にようやく出会えました。本日の花々たちは谷筋のうす暗いジメジメとしたあたりに咲きますが、そのようなところはこの時期には蚊やダニたちが居るために、どうしてもその被害に遭いそうで、度々やってくることにはなりませんネ・・。。

     
アケボノシュスラン(ラン科シュスラン属)    ヤブラン((キジカクシ科ヤブラン属)  

 このウスノキだけは谷筋ではなく、尾根筋を好むようで、この種にはまた出会ったネと気持ちも晴れます。その仲間のスノキも同感なのですが、今年はどうやら実成りが今いちのようで今日もまったく目にしませんでした。その状態はここだけではなく、スノキの実はもちろん、他の樹木における果実も比較的見られない状態の樹種が多そうだと感じていますが如何でしょうか。。

 
 ウスノキ(ツツジ科スノキ属) 5個の稜が目立つ

 コクランはもちろん果実ですが、褐色のものは前年の果実の茎が手前に倒れて見えます。今年の花は終わって若い果実となっています。今年も方々でこの種の花も楽しませていただきました。なお、この花の葉は冬もイキイキときれいな葉の状態で越冬するようです。

 
 コクランさん、来年もまた会いましょうネ!

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