西山の花巡り ’21.6.28 曇りのち小雨
ホームステイばかりやってられない。小雨覚悟で花巡りとしたが、暑い中だったがほとんど鑑賞気分とはならなかった。とりわけコクランはうす暗い地が多く、おまけに蚊の攻撃を受けながらで、相変わらず己の腕上がらず写真はまともには撮れない・・トホホ そうはいっても、最後には珍しい姿に出会え、本日の花巡りが感動の物語となってくれた~。やれやれ・・
野の道ばたや土手、林のふちなどに多く咲く。 右下画像のように群落をつくることが多い。 花は一日花と考えられていたが、実際には 翌日や翌々日に閉花するものもあるらしい。 |
花茎は高さ0.8〜1mになり、直径約8cmの 橙赤色の花を数個つける。 |
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ヤブカンゾウは八重咲きになり、 酷似するノカンゾウは一重咲きとなる。 |
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ヤブカンゾウ(ツルボラン科ワスレグサ属) |
もうこのコクランにはカメラ等向けたくもないとの思いばかり。せめて以前に撮ったこれくらいの写真が撮れたなら追っかけはこれでお終いとしたいのだが、いつ納得できそうなものが撮れるのか分からない・・との想いなのだが、もう諦めるより仕方なさそうだ・・。涙
コクラン(ラン科クモキリソウ属) |
それにしても、本日一番のラッキーはこれだった。それは、↓左画像のキンランの果実だった。ネットで当たっても、ほとんどの人たちが「出会ったのは初めてだった」とのことが多いのだが、わたしももちろん初めての出会いであったのだ。
どうやら、初めて見るその原因と思われる次のような件がネット上で見つかったのだ。『キンランの果実は子房の多くが成熟せずに脱落してしまうらしい。そして、種子は胚乳等の栄養を持たず非常に小さく粉状であるとのことだ。それに、発芽には菌根菌との共生が必要になるようだ。』とのように、諸条件が合いにくいのでその果実が成長することが難しく、結果としてキンランの果実姿は容易には見られない原因らしい・・?
珍しくキンランの果実が見られて感動! | こちらはヤマモモの熟した果実が・・ |