琵琶湖周辺に咲く花 23.11.01 晴れ

 4年前に目にしたスイラン咲くのこのような景色を眺めたい!、と思えどもよくよく考えれば、昨今は猛暑続きの影響か、雨が少なめの昨今のようだから、あの花咲く湿地帯の水は干からびているに違いない、だがとあわよくばと期待しながら出かけてみたのでした。

 ところが、悪い方に当たってしまい、必要な湿地の畔をバックの水色の絵は皆無で、茶色ばかりの中に埋まったスイランしかなく、気持ち悲しいスイラン行となってしまいました。今後はやはり、10月中旬の頃の雨降り後の日程を忘れないでおきたいものです。泣

 
スイラン(キク科スイラン属) 

 もちろん、この花は9~11月に咲くとのことなのですが、やはり旬は10月中旬でしょう・・。このように11月の声きくころでは、スイランの咲き終えた姿しか見られないのは仕方なさそうです。でもいろいろと個体を変えてのチャレンジでしたが、どうにもならない姿はいたたまれませんでした・・。

         

 次はこれまでで、一番に多く開花を見せてくれましたリンドウでした。相当立ちましたが、10月からの三ケ月間で10回の花々箇所の草刈りが思いだされます。フゥ

 
リンドウ(リンドウ科リンドウ属) 

 センブリも満開となっていました。これだけ方々で咲くのであれば、せめてイヌセンブリやムラサキセンブリも咲いて欲しいものですが、それは欲が深いというものでしょうか・・。(笑)

 
 センブリ(リンドウ科センブリ属)


 本来なら池の畔に咲くはずのスイランの景色に泣き、おまけに悪さはかさなりました。お目当て次の花はキッコウハグマが咲いているに違いないとの思いでしたのですが、こちらは最悪で、花姿さえ皆無のあり様なのでした。↓のこのような蕾状態は11月にやってきて初めてではあ~りませんか・・。トホホ

     
キッコウハグマ(キク科モミジハグマ属) 

 こちらのこの時季の野草類は、そう期待は出来かねます。

     
サワシロギクはまず初めは白色で、のちに紅紫色と変化し咲く・・ 
     
アキノキリンソウは咲き初め    カエデドコロはこちらから 

 こちらは山野草だけではなく、木本類の数も半端ではないために、うれしさ大変な観察が楽しめます。とりわけ関西人には目新しいハイノキ科のクロミノニシゴリが超珍しく、やってくる度に各部分の観察に余念がありません。もちろん、京都では絶滅寸前種となっておりますが、現状ではその個体すら見届けることは出来かねています。こちらのクロミノニシゴリにはいろいろな感動をいただけ、この種にも大きな感謝であります。
 なお、肝心の開花時期は5月から6月となっていますが、過去には19年5/29に満開に出会っています。

 
 クロミノニシゴリ(ハイノキ科ハイノキ属)

 例年より極めて豊年のようなイヌザンショウが、美しい果実の塊が沢山下がって見事でした。

 
 イヌザンショウ(ミカン科サンショウ属)

 樹木の果実たちもいよいよ完熟期を迎えてきたようです。

 しかし、ただ一つ残念だったのはツツジ科のシャシャンボが大不作で一株だけ僅かに少しの実が見られただけでしたが、後で撮ればと考えたのが失敗で、その後は全く果実はついていませんでした。多くのシャシャンボ株がある地なのですが、こんなことは初めての経験でした。

       
 ↑画像のクロミノニシゴリの全景   カナクギノキ     ヘビノボラズ
         
 アオハダ   タンナサワフタギ    アオツヅラフジ 

 長かったこちらの花園も今年は閉会となりました。また来年こそ、コロナ収束で更なる連綿と続く豪華な花々でお世話になることでしょう。ありがとうございました。!

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