猛暑の愛宕山歩き ’20.8.25 曇のち晴
保津峡-ツツジ尾根-愛宕山-三角点-芦見谷水場-愛宕山旧スキー場跡- |
地蔵山-樒ケ原分岐-神明峠-関電巡視路道-明智越水尾終点-保津峡 |
新型コロナウイルス感染症の拡大・蔓延が危惧され、日本中が無残な令和2年となっている。まして、これまた地球上が猛烈な酷暑となっていたたまれない。日本では今年8/16の浜松市では41.1℃と昨年の埼玉県熊谷市で観測された気温に並ぶ記録となってしまった。
一方、「世界一暑い場所」として知られるアメリカ・カルフォルニア州デスバレーでは、8/16に54.4℃の世界最高気温の記録となったようだ。西日本でも、これからの夏季には40℃越えの酷暑が待っているのだろうか・・。どうりでこの酷暑には蚊は見なくなっているように思える。どうやら蚊は35℃を越える暑さで活動はしないようだが、痛しかゆしだ・・。トホホ
そのような猛暑の中なのだが、いつまでもステイホームの日々では身も心も押しつぶされそうになりはしまいかと案ずるばかりである。気分を変えて山にでも向かってみようと、地元の愛宕山へ登ってみよう。すると案の定上下ボトボトの濡れ鼠状態が悲しい。やっぱり夏山はアルプスの高山しか、この暑さでは登山には向かないのがよ~く分かった。しかし、先立つものが・・・ シクシク
小さな花のサワオトギリが頑張って咲いている~ |
愛宕山塊のこの時季も植物はそう多くはなさそうで、花歩きには向かないだろう・・?
ツルリンドウはこれからだろう | もう終わりかけのミヤマウズラも数少なくなり | ヤマジノホトトギスはこれからだが、多くはない | ||
トリカブトが満開なり~ | 近年出だしたか?、ソウシシヨウニンジン | ここではイケマが遅めに咲くよう・・ |
ウコギ科のコシアブラは落葉高木のはずで、背の高いものには30mにもなることを聞いたことがある。しかし、この個体は4~5mでツボミを見せてくれたのがありがたい。
背の低いコシアブラの木に蕾いっぱいつけ~ |
ウルシ科のツタウルシの熟しかけた果実を久しぶりに目にすることができた。
ツタウルシはウルシ属で唯一の3出複葉なのだ | ムシカリの実は夏の赤色より秋には黒く熟す | うす暗い中でツリバナが実を下げてた~ |
当方の定点観察樹木たち
オオウラジロノキ半分枯れ葉となり | 若きウラジロノキには実はつかず | 大きくなりすぎ枝を切られたカマツカ | ||
スキー場跡の古木ズミ、元気なし | 成長過程のカナクギノキ実が楽しみ | 100年近いイヌツゲもまだ元気だ |
愛宕山三角点地から地蔵山まで往復し、ジープ道に出て亀岡の牛松山を見下ろし、越畑樒ケ原分岐左折で明神峠に下り、その峠からは車道を避けて水尾集落をパスし、明神峠すぐから右折して、久しぶりに水尾尾根の関電巡視路より明智越終端を下山した。明智越の水尾側が先の台風被害による土砂崩れのためかコースが部分的に変更となっていた。
愛宕山10時前22.5℃と快適だったが | 三角点地からは一面雲広がる | 芦見谷の冷たい水場は元気よし! | ||
愛宕山旧スキー場開拓者台座のみ残 | 旧スキー場跡あたりよりの地蔵に竜 | 地蔵山はもちろん貸し切り、昼食 | ||
地蔵から戻ってジープ道より牛松山 | ジープ道地蔵さんの樒ケ原分岐左折 | 神明峠30m先右のゲートへ進む | ||
水尾尾根は関電巡視路道続き | 紅白鉄塔より引き返し新明智越へ右折 | 明智越は水尾川の橋がゴール |
愛宕山はいつ登ってもハイカーが多く、人数などカウントした覚えはないのだが、本日は人影はないに等しいようなことから、神社へ着いてから「そうだ今日はハイカーの数をあたってみよう・・」と思いついた。結局全部で9人しか見なかった。もちろん、神社から三角点地に向かった後は、下山の保津峡駅までも皆無であった。「そうだよね、こんなにむちゃくちゃな暑い日に山登りするなんて、まるでおかしいのでは・・」笑
本日の歩きは17.8Kmを7時間半もかかって歩くという、いたってのんびり山歩きだったのだが、さすがに下界は36℃越えだったことから、山の中ではほとんど風もなくてバテバテだった。でも、もう少しで待望の秋がやってくることだろうから、元気に山歩きを楽しみたいものだが、さて、どうなることやら・・。
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