ポンポン山の花歩き 20.11.12 曇のち晴

 ポンポン山の紅葉を楽しもうと登ってきた。ところが西山では少なくなったキチジョウソウの開花にも出会え、うれしい一日となってくれた。実までも光沢あり真っ赤になって見栄えも映えるが、西山での果実は容易には見られないだろう。この種は、「古の頃よりこの咲いた花に出会えると吉事が訪れる」との謂れある目出度い花なのだ。きっと我が家にも嬉しい報せがやって来てくれることだろう。期待せずに待ちたい・・。笑

 
キチジョウソウ(ユリ科キチジョウソウ属) 

 この時季、寒さがやってくるまでに、思いのほか暖かい日が続けば、春の花が突如として開花することが以外に目につくことがある。この現象の開花には『時忘れの花々』とも呼ばれる。今回は、ドキッとするほど美しく感じた「シハイスミレ」が見られ、幸せ感を分けて頂いたと思えるほどだった。もちろん、開花するのは山野草だけでなく樹木花でも見られるのだ。

 
時忘れのシハイスミレが暖かな日差し受け咲き誇る・・ 

 この時季には果実類、とりわけ赤色に熟すことになる種は野鳥類だけではなく、人さまの目にもよく入り有難い・・。ところが本年は日本中での熊騒動が多かったように、西山においても実が例年より少ないようだ。ポンポン山の山頂では果実はもうまったく目に入らない。以下は山頂までの途中で撮ったものである。タマミズキの実(↓右端画像)もびっしりと・・

         
ナナカマドも少ない     ヤブコウジはほぼ例年どうりか・・    タマミズキは個体により多い少ないがあり

 さて、紅葉の見ごろだが、どうやら峠も最後ではなかろうか・・?。

     
 イヌブナの杜はお気に入り   我が路のイヌブナの主座り
     
 アカシデは高すぎ強風で葉少なし     ゴルフ場のイロハモミジとメタセコイアの紅葉 

 こんなにのんびりな今日のポンポン山の頂は静かで、この状態ならコロちゃんはもちろんやって来ないだろう・・?。笑 

 
真正面に西山古道の展望台から都富士の比叡山 

 ところで、この頂にも真っ赤に美しく紅葉することで知られるナンキンハゼの幼木がなんとか育ってきていた。この木の成長を楽しみにしていたのだが、山頂周辺の樹木たちを切りまくる常連の方だろうか・・?。また、このナンキンハゼを伐採してしまっていた。これまでから、山頂へベンチ等をこれでもか・・と作るなど、ここは街中の公園ではないのだ!。これ以上山頂付近の樹木たちを伐採しないでもらいたい・・・。

 
 今年のポンポン山頂は果実類寂し・・

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