東山のキクタニギク満開 ’21.11.4 晴

 コロナも緊急事態宣言回避となり、今年のキクタニギクの出会いはダメだろうかと心配していたが、頭花1.5cmの黄金色の花が満開のキクタニギクに何とか出会うことができホットしている。しかしながら、せっかくのその渓の保護も昨今では困難なようで、このコロナ禍によって、台風被害、大雨被害等にはたまた雑草繁茂激しく、保護地すべての散策路などが荒れ放題となっているのがいたたましい・・。
 その点では昨秋あたりまでは、まだまだ荒地とまでは少なかったために、足元等もどうにか踏み入れたのだが、今年の状態には泣くに泣けない痛ましさであり、返す返すもコロナの一日も早い収束が待たれるところであろう・・。ちなみに昨年の花はこちら

     
 アワコガネギク(キク科キク属) 別名キクタニギク   キク属の特徴でもある姿で、総苞片は3~4列 

 次の花キチジョウソウは、それにしても、今年はどうしたことか、例年より相当早くに花が終わってしまったようなのが、極めて残念だった。それに珍しい可愛く目立つ果実すら全滅のようで、まったく姿はなかったのも心痛んだ。

 
 キチジョウソウ(キジカクシ科キチジョウソウ属)

 草本類の果実では、ヒヨドリジョウゴの果実が例年数多く見られたのだが、今年は壊滅状態であったのがこれも惜しまれた。あの真っ赤に派手な姿のヒヨドリジョウゴの果実を思い返しながら、東山の青空を眺めているより仕方なかった。
 でも、一昨年だったか、あたりが草刈りされてしまい花や実が消えたと思っていたサネカズラ(別名ビナンカズラ)だが、やや離れたところに残っていたらしく、そのサネカズラの若い果実が目に飛び込んできてくれ、感動ものであったのだ。

         
サネカズラ(マツブサ科サネカズラ属)    カラスウリ(ウリ科カラスウリ属)     ジャノヒゲ(キジカクシ科ジャノヒゲ属)

 木本類ではこちらではシロバイにクロバイの果実がお気に入りだ。そしてシロダモの蕾も見つけることができた。この樹は珍しくこの晩秋に開花時期を迎えるのだ。このシロダモの蕾も後一週間もしないで満開となることだろう。

         
シロバイ(ハイノキ科ハイノキ属)     クロバイ(ハイノキ科ハイノキ属)    シロダモ(クスノキ科シロダモ属)ツボミ

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