西山山麓の植物観察、モッコク ’21.7.4  曇りのち小雨

 またまた大雨により土石流で大被害が熱海市で発生したというではないか。地球上は温暖化による異常気象で大災害の連続が毎年のように発生で、もう誰でも災害に巻き込まれる状態にある。そんな悲しい日となったのだが、そのまま山麓へと出かけるのが居た堪れない・・。

 今回の観察はモッコクであった。この樹木は以前はツバキ科であったのだが、その後に分類が変わって、モッコク科はたまたサカキ科となったのだが、ここではモッコク科とした。この種は海岸付近を好むとのことだが、私は伊豆半島、紀伊半島や淡路島に瀬戸内海よりの山塊で自生しているモッコクを見ている。しかし、この種は庭木の王様ともいわれるように、庭木はもちろん、公園や街路樹でも植えられることが多いようだ。京都ではやはり庭木としても、モッコクはそれなりの立派な庭であれば、普通に目にできるのではなかろうか・・。

  モッコク(モッコク科モッコク属)   
モッコクは両性花の株と雄花だけの株がある。
ちなみにこの段と上の段が雄花であり、下の段
が両性花であるのだが、その相違点はお分か
り? 
  花は6~7月ころに直径1.5cmほどの花が下
向きに咲くが、花柄も同じ白色で派手に見える。
白く咲いた花はのちに黄色を帯びていく。 
     
     
 こちらが両性花であり、10~11月には赤く熟す直径1.5cmで球形の実は、青空に映え見事な景色を醸し出してくれるのだ・・。今秋こそ撮り忘れないからね~  
  この段の左右画像は葉の表と裏の様子である。
葉柄はしばしば赤みを帯び、アクセントとなってきれいだ。
葉はぱっと見は鋸歯はなさそうに見えるが、よくよく見れば
極小さな鋸歯がまばらについているのだが、図鑑によっては
全縁との説明もある始末なのだが・・笑 
 

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