大原野の花歩き ’21.10.9 晴のち曇

 今年の秋の花は暑さのせいなのか、どちらでも例年とは咲き具合が捗々しくないように思える。最初のツルニンジンはいろいろ歩いてみて、ようやく目に入った。もっとも、コロナ禍となってしまい、それほど方々歩けなくもなっているのが大きな原因かもしれないのだが・・。今日のツルニンジンは、それも数も少ない状態で悲しい状態であったのも寂しい・・。

 
ツルニンジン(キキョウ科ツルニンジン属) 

 ザクロソウが咲いてた。この種は花が直径約3mmと、その気がないと目には留まらない程小さな花なのだ。名の謂れは葉がザクロの葉に似ているからとのことだが、「え~、ほんとか・・?」、と吹き出してしまうほどだ。(笑)

 ザクロソウについての詳細は以前のレポがこちらにあり、説明等をどうぞご覧あれ・・。なお、↓の画像はむちゃくちゃ拡大したものであることを承知願いたい。

ザクロソウ(ザクロソウ科ザクロソウ属) 

 ほとんどどこでもモードの花ばかりなのが寂しい・・。

         
ヒレタゴボウはミズキンバイの花に似る   ←の花の果実姿がこっけいだ。すぐに完熟    きれいに咲き残るツリフネソウ 
         
 日当たりよき湿地に咲くサワヒヨドリ   普通に見られ、長く咲くツリガネニンジン    羽を痛めた ツマグロヒョウモン♀ 

 野菊が多く咲いていた。ただ、この種は多くその同定が極めてややこしい。確たる判断はなかなか容易ではないだろう・・。

         
①イナカギク  明るく日差し良き地で   ②シロヨメナ 木陰地を好む     ③ノコンギク 日当たり良き野原

 野草類の果実が色づき始めたようだ。

     
 ナルコユリの実は藍黒色に熟すが今一歩か   トキリマメ実が裂開しても黒く鮮やかな種子残る 
     
 カラスウリ実は黒褐色で大黒様似で二筋あり   ヒヨドリジョウゴの根拠は左の面白い葉の姿 
 
 スズメウリの実はこの灰白色で熟したよう・・

 木本類も花は終わったようだ。これからは果実の完熟期となろう・・。西山ではコバノガマズミは多数見られるが、それにひきかえ、ガマズミやミヤマガマズミは個体数が多くないので、いつもこちらだけあるガマズミ等を楽しみにしていたが、8月の豪雨だろうか、一帯の樹木が伐採されて明るくなっていたのには驚いた。西山ではこれらガマズミやミヤマガマズミが近年見られなくなったように思っている。これでガマズミやミヤマガマズミはどこで観察としようかと悩むことになったが・・。

     
クサギの最後の花残り    コバノガマズミも光沢ある果実が美しい 
     
 シキミの古木には果実が密についている    クロガネモチ実は11~12月に真っ赤に完熟

ホームヘ






211015.htmlへのリンク

211019.htmlへのリンク

211030.htmlへのリンク

inserted by FC2 system