西山の花巡り ’21.9.06 曇りのち晴

 なんとか雨模様から青空となって秋晴れとなるらしい。それでなくとも、いつまでもコロナ禍のステイホ~ムばかりで息苦しい。気持ちいっぱいの山へ向おう!。ところが、今回はようやく初めて大満開のリンボクが見られたのだ。ヤッタ~・・
 この木は桜の仲間で常緑樹の高木で、桜としては珍しいリンボクという樹木なのだ。ところがこの木も5~10mにもなるらしいが、10mほどの高木になり、直径30cmほど以上にもならないと花は咲かないらしい。西山にも細くて背の小さな幼木は多く見られるのだが、現在のところ大木や古木で開花する箇所は二か所しか目にしていない。

         
    リンボク(バラ科サクラ属)     
 
↑の花が咲くもこの写真では全く不鮮明悲し 

 人によってはこの花は好きになれないということを聞いたこともあるカリガネソウだが、私はその強い臭気のことよりも、雁が飛ぶような独特な花の姿がお気に入りなのだ。この花が山地の草むらで群れて咲き始めているのが今年も見事であった。

 
カリガネソウ(シソ科カリガネソウソ属) 

 ツルボは以前はユリ科だったがキジカクシ科に変更されている。花は総状花序につき、花茎は30~50cmと高く伸びる。また、葉は根出葉をだし、茎にはつかない。葉は10~25cmの長さになり、幅5mmほどの線状で軟らかい葉だが、可愛らしい淡紅色の花に目がいき、葉は目立たず見逃しがちとなる。写真撮り忘れ、トホホ

 
ツルボ(キジカクシ科ツルボ属) 

 他にも葉が深緑色なことからの名のハグロソウが長い間開花中であり、ヌマダイコンの仲間であるオカダイコンの咲き初めが見れたが、イヌコウジュの一帯は草刈りに遭って、姿が消えていたのが惜しい・・。

     
 ハグロソウ(キツネノマゴ科ハグロソウ属)   オカダイコン(キク科ヌマダイコン属) 

 西山ではサンショウはどこでも見られるのだが、その仲間でもあるイヌザンショウ(ミカン科サンショウ属)はそう多くはなさそうと思っている。そのイヌザンショウだが嬉しいことには、こちらでは比較的多くかたまって生えているので、いつでも立ち寄ることとしている。

 
若い果実がびっしりとつくイヌザンショウは熟すと黒光りの種子を出す 

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